わが國の郵便駅の歴史は3000年以上もあり、各時代に設(shè)けられた宿駅や配達(dá)所は枚挙にいとまがない。だが、歳月の変遷とともに、その大半はすでに姿を消してしまった。1985年、高郵の南でそれまでで保存狀態(tài)の最もよい明代の孟城驛が発見された。
孟城驛は高郵の市街、南門大街館驛巷にある。明代洪武八年(1375)に設(shè)けられた、北京と杭州を結(jié)ぶ運(yùn)河沿いの船や馬車の立ち寄る重要な宿駅だった。
規(guī)模は壯大だ。史書の記載によると、最盛時には部屋は100間以上を數(shù)え、馬は65頭、船は18隻、馬方や水夫は200人を超えていたという。
駅には鳥居や目隠し壁、客室、倉庫、馬小屋が設(shè)けられ、運(yùn)河の岸辺に賓客を迎える皇華庁、駅內(nèi)には秦郵公館、駅の北に驛丞宅などの建物があった。戦火や自然災(zāi)害に見舞われたことから、今日目にできるのは秦郵公館の門のアーチや、驛丞宅などの建築物だけだ。宿駅の東南には馬の水飲み場の跡がある。
専門家の話では、國內(nèi)でこれほど大規(guī)模な宿駅は非常に珍しく、古代の郵政史や交通史、水利史などを研究するうえで科學(xué)、蕓術(shù)、歴史、文物的価値があるという。高郵市の文物、企畫部門はこの宿駅の計畫的保護(hù)にすでに乗り出し、「古代孟城驛」展を開設(shè)していた。
「チャイナネット」2006年4月