先般、全國農業國際協力會議が開かれ、その席で、「すでにナイジェリアに派遣されている490人の農業専門家や技術者を加え、向こう五年間に中國は発展途上國に、農業専門家や技術者3000人を派遣する」ことが明らかにされた。
この會議の出席した人の話によると、改革?開放政策が実施されていらい、中國は國外の資金と技術の導入に力を入れ、それを利用して農業の生産力を大幅に引き上げることになっている。
中國農業部の杜青林部長によると、農業分野で中國が獲得したさまざまな無償援助は30億ドルに達し、そのうち、1979年―2005年の國連世界食糧計畫による無償援助は10億ドルとなり、受益者は3000萬人を上回った。そのほか、農業用マルチ用途フィルム、農地保護のための耕作、節水灌漑、ハウス農業などの技術は農業の生産で幅広く利用されている。
中國農業部?対外経済協力センター筋によると、中國は國際金融機構の農業分野のローンの3項目を利用しており、その総額は2.5億ドル以上に達している。そのほか、中國は「中國?フィリピン農業技術センター」、「カンボジアのブタ飼育モデル農場」、ロシア食糧栽培など、國外における農業技術のモデルプロジェクトおよび人的資源の開発項目を著実に実施している。これらのプロジェクトは、中國の進んだ実用技術、小?中型の農業用機具、加工設備を紹介する重要な窓口となっている。
地域間の農業分野の國際協力での中國の役割は日々に重要となっている。例えば、中國は率先してグレーター?メコン川次地域の農業情報ネットワークの協力項目を実施し、ASEAN諸國のために乳牛?水牛の飼育管理と技術者のトレーニングを実施しており、農産物の安全性と高品質の確保についてのシンポジウムを開催することなどがそれである。
近年、中國の農業分野の対外経済協力のテンポは非常に望ましいものであり、2005年末現在、農業分野での対外協力は投資額では累計9億ドルに達する。
「チャイナネット」 2006年8月10日